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2011年3月11日、14時46分。三陸沖を震源に国内観測史上最大のM9.0の地震が発生。
私たちのふるさと岩手が、東北が、そして日本が大きなダメージを受けた。
家族を失った者、家を失った者、そして、仕事を失った者…。
多くの被災者が自分の未来を創造もできないでいた最中、岩手に住む一人のシンガーソングライターは動き出した。
彼の名は、松本哲也。岩手県奥州市出身、被災地である大船渡市で育った彼は、震災直後から数人の仲間たちと被災地に入り、物資の搬送や炊き出しを行った。
そして、震災から1ヵ月後の4月11日。
彼らの思いに呼応するように集まった内陸部の有志と被災地の住民たちが協力し合い、
「いわて三陸復興食堂」という被災地復興支援プロジェクトが産声を上げた。

復興食堂に関わる松本哲也をはじめ、その想いに引き寄せられ、行動をともにした多くの若者やアーティストたちの心、言葉…。
現地でのこの動きに呼応するおくの地元被災者たちの言葉、笑顔、そして生活再建のストーリー…。
被災地をキャラバンしていくプロジェクトに背中を押されるカタチで、様々な希望の灯は沿岸各地に灯っていく。

瓦礫の中、店を流された店主とその家族が再び開店させるために奔走し…
100件を超える飲食店が流された大船渡では、市民レベルでの復興プロジェクトが動き出す…
東京や大阪など遠く日本各地から、想いに引き寄せられ行動を起こす人々。
多くのミュージシャンやタレントたちも引き寄せられ、動きだす。
被災地のために、港町のために、そして自分自身のために…。
想いが想いとつながって、人が、心が動き出していく。



復興食堂とそこから拡がる様々な人々の「生きていく」決意のストーリーたち。
松本哲也の心の変遷を軸に、取材中出会った多くの希望の灯だちを被災後から近距離で追い続けたドキュメントFILM。
震災からおよそ2年の歳月を追い続けるフィルムの中で、被災者は何を語り、人は、街は、どう変わっていくのか。
多くの登場人物のリアルストーリーが語るものとは何なのか…。
復興という名のもとに、被災地の暮らしは少しづつ良くなっていくのかもしれない。
被災地から遠く離れた内陸部、さらには日本中、世界中では、既に震災前と同じような日常がやっていきている。
そして、震災の記憶は風化していってしまう…。
けど、彼らはしっかりココ(ふるさと)で生きている。今までも、そしてこれからも…。
このフィルムに写しだされる被災地の人々の行動の記録は、
世界中からの支援・応援に対しての「笑顔」と「希望」に溢れた感謝のメッセージとして見る者の心に届いていくはずだ。